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2006年7月7日

安曇川「たいさんじ風花の丘」オープン

安曇川「たいさんじ風花の丘」オープンという記事がありました。
高島市安曇川町田中泰山寺のこのあたり
高島市食と農の交流施設「たいさんじ風花の丘」という施設が
7月15日(土)にオープンするそうです。

こんな建物です。
写真の出典は、湖西・森と里と湖のミーュジアムミュージアムブログ【本館】です。

P1030197.jpg

市の事業自体については何ら不満もあるわけではありませんが、
どうしてこんな建物になってしまうのだろうと思いました。

◎多分4~5年もすれば、壁の上の方から、雨と埃による汚れが付き、
 みすぼらしくなってしまうのが目に見えている、形態と色彩。
◎看板や案内表示一つ、貼り付けてしまったら、
 すぐにみっともなくなるような、洗練されすぎたデザイン。
◎このような形を木造で作ったら、どこかで雨漏りがしそう。
 木造は風や地震・積雪などの外力や、気温などの環境の変化により、
 変形を繰り返します。変形の繰り返しによる亀裂が雨漏りを発生させます。
 その繰り返しの変形に耐える「形」が、木構造の建物には求められると思いますが、
 この建物の「形」は、一見した所、
 それらに対して安全な「形」にはどうしても見えません。

公共の建物なのに、なんでこんな形を作ってしまうのだろう。
設計者のデザイン力があることはわかりますが、
今後長きに渡って風雪を耐え忍ばなければならないものに、
原寸大の模型のような建物を作ってしまってことに、疑問を感じます。

一般的な話として、ある一面では、公共が若手のデザイナーのパトロン的存在となっている
ということがあります。
そこから、大きな建物を手がけられるようになった建築家も多いのではないかと思います。
でも、その残された建物には、未熟な部分が残ってしまい、メンテナスに苦労するという話は、
そこココで聴かれます。

公共の建物は、新築する時は、色々な補助金などを使って、事業費が出ますが、
なかなかメンテナス費用が出ません。
民間なら、利益が出れば、そこでメンテナスをして継続する、
出なければ、細々と営業しつつ最終的には閉店、ということになります。
しかし、公共の場合、例え利益が出ても、それは運営者の利益であり、
そうなれば地域の活性化に寄与した建物ということにはなりますが、
それを「メンテ費用として積み立てる」というお金の流れにはなりません。
メンテはまた市で予算を組んでという話になるのです。
そして、このような金額の建物は、野菜を売っているだけでは、
多分、普通の会計でいう「減価償却」すらままならないはずです。

ですからなおのこと、メンテナスフリーに近い建物を作る必要があると思うのですが・・・
最後になりますが、出来たからには、繁盛することを祈念いたします。

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