FRP製グレーチング
FRP製グレーチングは、
伊坂デザイン工房さんが設計された、YZ邸の工事を施工した時に知りました。
吹抜に、半透明のグレーチングが渡るのを見たとき、
図面の時からそこそこは予想されてはいたのですが、
やっぱり、東京で「デザイン工房」という名前を張って仕事してる人は、
一味センスが違うなーと思いました。
私が使ったのは、中部コーポレーションのFRPグレーチング。
鉄の物より軽い。それに、形がすっきりしていて(鉄の物みたいにごつごつしていない)
デザイナーさんが好むのも、わかるような気がします。
外部でも使用可能なのも魅力です。
ちょっと話題から離れますが、合成樹脂系の素材は、外部にあまり使えません。
ほとんどの素材が紫外線の影響を受け劣化します。
具体的に言うと、柔軟性がなくなり、もろくなる。色もやけていきます。
ホームセンターなどで売っている半透明の波板には、
プラスチック(塩ビ?)の物とFRP製の物とがあります。
プラスチック製のものは、7~8年もすると、
ちょっと叩いたりして衝撃を与えるとパリッと割れてしまいますが、
FRPの方は、経年変化が少なく柔軟性を保ちます。
元に戻って、
今度は、自分で設計した建物のバルコニーに使ってみようと思います。
こちらの使用動機は、ごく不純す。
狭い敷地の建物。
敷地境界から1m未満のバルコニーは室内扱いで床面積にも建築面積にも算入される。
メッシュ状で青空が見えるようなものなら、算入しなくてもいい、との
建築主事さんの見解を受けての、苦肉の策です。
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