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2011年12月23日

廃物利用の佃煮工場の外壁(昭和30年代?)

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とある佃煮工場(今は倉庫)外壁。水飴の一斗缶を切り開いて張った、ブリキ板張り。
こちら(琵琶湖畔の集落高島市マキノ町西浜&知内)では、佃煮の製造が今でも行われている。
冷蔵設備がない時代、時期によって大漁に取れる魚は、
飴焚き(アメダキ)という保存食に加工された。
その頃からこの産業はここで続いているようだ。
その水飴の一斗缶の使い古しを外壁に張った佃煮工場は、私の小さい頃よく見かけた。
何でも無駄なく使い、建築ということが身近にあった。
新築は大工さんの手を煩わすが、つづくり(修繕)は、自分たちで仕事の合間にやった。
そうそう、この外壁にコルタンと呼び習わした黒い塗料(コールタール?)が塗られていた。

土管(陶管)の煙突、佃煮工場独特のにおい、
魚網を長持ちさせるためのそれを浸すコルタンの池、その独特の臭い、
地引き網を手伝って小魚をもらって嬉しかったこと、
暗いうちから鳴り出す、ポンポンという漁船の焼玉エンジンの音。
一斗缶の水飴に割り箸を突っ込んで、くるくると巻いて食べさせたもらったのが、とても甘かったこと
漁港がなかった頃の川の河口の船溜まり、
高度成長前夜、昭和40年前後の私の子供時代の光景を、この外壁を見て思い出した。

こういう景色も、私にとっては、「暮らしと共にある」重要文化的景観。

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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。また、地元で長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。

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