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2010年4月25日

平城遷都1300年ニュースによせて(過去ブログ再録)

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平城遷都1300年祭のニュースがこの頃、かしましい。
それを見ていて、過去のブログで関連したことを書いていたので、再編集してみました。

古建築へのいざない、和様・唐様 (06/05/15)・(10/04/25再編集)

中国から輸入された最初の建築様式を残している建物が、
大阪にある四天王寺だといわれています。創建は推古朝の時代とのこと。
このお寺の金堂や講堂を見ると、かなり屋根が直線的で、
講堂などは、優美な曲線の屋根ではなく、
真ん中で折れ曲がって急な部分とゆるい部分の屋根の二つで構成されています。
建築的には、少し稚拙な感じさえしてしまいます。

その後、日本の寺院の建築には、和様(わよう)と、唐様(からよう)という
主に2種類のスタイルが太い流れになります。
和様は、日本の奈良時代に中国唐代の建築文化が輸入され、
平安期まで洗練されていったスタイル。
唐様は、鎌倉時代に、中国宋代の建築文化が輸入されたスタイル。
唐様の純粋なスタイルの建物はごく少なく、
その後は、建物の用途などによって、両方の建築手法が混合しながら
(長所を取捨選択しながら)、和様・唐様どちらかのテイストで仕上ています。

中国建築文化が輸入された当時は、中国のコピーであるはず。
千数百年前の中国の木造建築は現存しませんが、
それが、日本に法隆寺唐招提寺として残っているのです。そして、最も直近に
中国の建築文化が輸入された形が、長崎の黄檗宗崇福寺のようなスタイルです。
その三門は、絵本の浦島太郎の竜宮城のように現代の中国風です。
とすると、中国は1000年かかって、
屋根がだんだん反り返って、現在のような形になったんだ、と想像されます。

文化の中心は、中心であるがゆえに、どんどん更新して行きます。
しかし、その文化の辺境では、過去に交流した当時の中心の文化を長く留めています。
それは、ブラジルの日系二世・三世の方などが、明治大正や昭和初期の日本の文化
(言葉や歌やしつけなど)を色濃く留めていることに気づくことに似ています。

奈良の建築をご覧になるということは、
もしかすると、1300年の時間と数千キロの距離を飛んで、
唐代・長安の都を見ていることになるのかもしれません。

そんな気持ちで、今度新しく完成した第一次大極殿を訪問し、
建物の真ん中にあたりの玉座らしき位置に建てば、
日本の聖武天皇はおろか、唐の玄宗皇帝の気分を味わえるのかもしれません。

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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。   また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。

☆☆ とりあえず、ハウスメーカーを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか ☆☆

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