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2010年3月15日

ロングスパンPC屋根版の崩落(耐震補強講習会報告03)

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2月17,18日と久しぶりに東京へ行ってきました。
(社)文教施設協会の耐震補強マニュアル講習会を受講するためである。
専門的な話は別として、少し、講習会で聞いたことの中で興味深かったことを書いてみたい。

神戸という大都市直下で地震が起こった、
ということは、様々な有用なデータが取れたことは間違いないようだ。
講習会で始めて知ったことが、ロングスパンPC屋根版の地震による崩落のことでした。

神戸の震災で、学校の体育館などに用いられていたロングスパンPC屋根版が、
地震の揺れによる変形で梁から脱落し崩落した建物があるということである。
ロングスパンのPC版は、鉄骨造の屋根に比べて、耐火性や防音性が高いために
都市部では、体育館などにも採用されたのだろう。
統計的には56棟の内2棟に、もしかしたら相当の死者も出たかもしれない崩落が起こっている。
もし、ここで体育の授業が行われていら、と思うと背筋が寒くなるような光景である。
100315pcroof1.jpg 100315pcroof2.jpg
(写真-文部科学省・学校施設の耐震補強マニュアルより転載)
このようなことは、私の情報収集するアンテナが感度が悪いせいか、今まで全く知らなかった。
基本的には、梁に掛かりの少ない納まりにしている形が危険が多そうだ。
これが、危ないのなら、
T型のPC床版を使った、大きなホール・宴会場などの床はどうなのだろうと思ってしまった。
ネットで調べてみたのだが、どうもニュースとしてはほとんど発信されていない。
この件については、もう少し危険性を知らしめる努力をすべきなのではないかと思いました。

また、このような建物は、改修の方法も中々困難らしい。
そして、限られた予算の中で、耐震改修の進捗状況を上げるために、
本当に耐震改修や建て替えが必要な建物ほど、後回しにされ、
簡単に安く、改修できる比較的安全性の高い建物の方が、改修が先に進められる
という現実もある、というお話もあった。
また、学校関係は予算も付き改修は順次進められているのだが、
民間の建物は、ほぼ進んでいないのが現状である。

関連HP
◎㈱構研設計事務所>TOPICS>PC版を屋根に使用した構造物の耐震補強
建築構造設計べんりネット>過去の会議議事録No234
     PC版屋根の屋内運動場耐震補強 の項 
◎PC重量屋根を持つ学校体育館の地震被害分析

関連MYブログ

◎2010/03/17 やっぱり、Eディフェンスというのはスゴイ(耐震補強講習会報告end)
◎2010/03/15 ロングスパンPC屋根版の崩落(耐震補強講習会報告03)
◎2010/03/14 壊れても不思議のない建物が壊れていない(耐震補強講習会報告02)
◎2010/03/03 地震の「ゆれ」の方向が幸いした(耐震補強講習会報告01)

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地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。   また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。

☆☆ とりあえず、ハウスメーカーを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか ☆☆

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