耀く鳳凰、透かし彫りのランマ(五個荘の民家群訪問02)
本座敷の書院のランマには、鳳凰の図柄の一枚板の透かし彫りランマ
ほの暗い座敷から見ると、縁側からの光で、その鳳凰が白く光り耀いて見えた。
左側が実際の感じ、右側がフラッシュをたいてこのようになっているという説明の写真、
のつもりでしたが、あまりうまく写りませんでした。
ランマの細工は、主に桐などの材の、一枚板そのもの、
又はそこに透かし彫りという以外とシンプルな納め方が大半。
このような立派な家にはありがちな彫刻ランマのような、
ちょっと「設計者」からすると悪趣味とも感じられかねないものは、なかった。
良く考えれば、桐材の柾目の板で25~30cmの材自体が相当貴重なものだったから、
(自分自身、桐の木の立木といえば幹の直径25cmくらいまで、
そのような材がとれる5~60cmの幹の巨大な立木は見たことがない)
それで、当時の人のコンセンサスとしては「富貴」を感じられたのか?
又は、彫刻ランマのような意匠を町人の身分では禁じられていたのか?
とりあえず、木の架構の美しさが損なわれない、良い雰囲気でした。
◎東近江市(旧五個荘町)金堂(伝統的建造物保存地区)
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関連HP
◎NPO法人金堂まちなみ保存会
◎金堂まちなみ保存会ブログ
◎東近江市>五個荘金堂町のまちなみ
◎癒しの旅・日本全国レトロなまちなみめぐり>五個荘
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