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2009年11月25日

大工の立杖(五個荘の民家群訪問01)

先日は、木考塾という会の例会で、五個荘の伝統的な民家を何軒か訪問しました。
近江商人の発祥の地といわれるこのあたりの民家は、
当主が、事業を東京・大阪・満州などに展開された方も多数おられる様で、
飛びぬけて立派な民家が沢山あるのに驚きました。
マキノに住んでいる者としては、五個荘などの湖東平野の中央辺りは、
琵琶湖を南回りするか北回りするか悩む場所、
よく行く都市としては、南は大津・京都、行っても草津辺りまで
北回りでは、彦根か長浜、同じ近江とはいいながら、一番縁遠い地域です。
私自身滋賀県に住んでいながら、これらの建物群は始めての訪問です。

いくつかの民家の座敷を見学ました。
本座敷、数奇屋風のはなれ、低い天井の2階の座敷、それぞれの和室の構成
特に、鴨居から天井までの小壁となる部分の様々な意匠、バランスを見ていくうちに
昔大工さんの教わったことを思い出しました。
大工の立杖(タチヅエ)のことです。
立杖とは、建物の高さ関係の寸法を記載した物差しで、
建物毎に作られる、設計でいうと、矩計図に相当する重要なものです。

「大工さんの立杖ってどうやって作ってるん?」
「座敷周りが一番高さが必要ナンや。だから、その寸法から押えていく。
まず、タタミ床天、そこから内法(ウチノリ-鴨居下端までの高さ・建具の高さ)
そこから、鴨居、長押ととっていく。
近頃は、長押の上にランマ敷居がのるように納めるの多いけど
本式は、少し小壁をとって、その上にランマ敷居、
そしてランマの内法、これは尺一(1尺1寸=333)
そうしておくと、売られているランマが大概うまいこと納まる。
その上にランマ鴨居、小壁、回縁。回縁は、本式は二重廻りや。
その上から、一番大きな地廻り(胴差し)をとる。
竿縁天井やさかいに、天井裏で仕事が出来る最低限のスキマを
回縁と地廻りの間にとっておかんナン。」

と、こんな感じの説明でした。
私達(設計する者)は、最初に階高を設定して、物事を考えがちですが、
大工さんの思考は、納まりからの足し算なのか、と、妙に感心したのを覚えています。

それからは、和室を設計する時は、最初に階高は押えておきますが
構造図が出来た時点で、大工さんと同じ方法で、高さの寸法のチェックをするようになりました。
そして、その高さのチェックは、
どのような和の意匠(デザイン)を表現するかの、最重要の部分に深く関わります。

◎東近江市(旧五個荘町)金堂(伝統的建造物保存地区)
09/11/25 大工の立杖(五個荘の民家群訪問01)
09/11/26 耀く鳳凰、透かし彫りのランマ(五個荘の民家群訪問02)
09/11/28 端正な小屋組み(五個荘の民家群訪問03)

関連HP
NPO法人金堂まちなみ保存会
金堂まちなみ保存会ブログ
東近江市>五個荘金堂町のまちなみ
癒しの旅・日本全国レトロなまちなみめぐり>五個荘

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