コンセプトの直裁さ、司馬遼太郎記念館(安藤忠雄)
昨日の午後は大阪で打合せ。
たまの遠出なので、午前中どこかへと考えて、司馬遼太郎記念館へ行く事にした。
近鉄奈良線で河内小阪、そこから10分ほど歩いた、住宅街の真ん中に、その建物はあった。
植木が成長して、安藤さん特有のスチールのFIXガラススクリーンの上部が、
ちらちらと見え隠れするくらいのボリウムは、住宅街の中にあって、
好ましい大きさ(高さ)に押えられている。
その形とスチールの塗装色で、「あー、安藤さんの建物だ」とわかる。
その部分が、エントランスアプローチになっていた。
中に入ると、
以前雑誌で見てすごいだろうなーと思っていた、吹抜の書架が、予想通りの形で迫ってきた。
2万冊の蔵書が11mの吹抜空間に納められている。(蔵書は6万冊あるとのこと)
安藤氏も、設計当初この蔵書の数には圧倒されたのではないだろうか、
司馬作品を誕生させるための膨大な「知」の量に。
その感動を、一般の人間に、説明文ではなく空間として直裁に表現できる、
それが、一流の建築家の建築家たるゆえんではないかと思った。
写真は、館内で売られていた絵葉書の写真と安藤さんのスケッチ
館の中の一文に下記のような要旨の文章が展示してあった。
あの膨大な資料をご自分で集められるのですかと問われて、
もちろんそうです。それを集めそれを読みこなすうちに、
作品の様々な構想やヒントが生まれていくのであって、それを他人任せにすることは出来ません。
というような(もっと格調高い文章だったのだが、原典がネットでは探し出せない)
◎司馬遼太郎記念館
◎WIKI-司馬遼太郎
◎安藤忠雄オフィシャルページ
◎WIKI-安藤忠雄
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完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ 住宅建築は個人ができる身近でとても大きな地域振興でもあります。 また、地元で
長く仕事を続けられているということこそが品質をおろそかにしなかった証拠ではないでしょうか。
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