枝もたわゝになりたるが、まはりをきびしく囲ひたりしこそ・・・
徒然草十一段 です。
神無月のころ、栗栖野といふ所を過ぎて、ある山里に尋ね入る事侍りしに、
遥かなる苔の細道を踏み分けて、心ぼそく住みなしたる庵あり。
木の葉に埋もるゝ懸樋の雫ならでは、つゆおとなふものなし。
閼伽棚に菊・紅葉など折り散らしたる、さすがに、住む人のあればなるべし。
かくてもあられけるよとあはれに見るほどに、
かなたの庭に、大きなる柑子の木の、枝もたわゝになりたるが、
まはりをきびしく囲ひたりしこそ、少しことさめて、この木なからましかばと覚えしか。
現代語訳 〇徒然草 (吉田兼好著・吾妻利秋訳) 〇翻訳学者犬徒然草
そして、これは両方共、マキノの林間別荘地の中に良く見られる風景です。
上は果樹を、下は野菜畑を囲った林間別荘地の風景です。
田舎でゆっくり土いじり、という状況を許してくれないのが、猿です。
マキノの山裾の林間別荘地では日常的に猿が目撃されます。
そのあたりにお住まいの方は、猿の害に常に悩まされていて、
このような景色は、そこここで見受けられます。
鹿や猪の食害もあるのだそうです。
あまりそのような事に趣味のない私は、
それらの方々の努力や、
「猿もちゃんと見てる。やっと出来て取り頃やなと思う頃に、ごそっといかれてしまうんや。」
という悔しさを見聞きしないわけではないのですが、
これらを見ると、上記の徒然草の一文を思い出してしまいます。
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