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林業に専従して山のみで生活が維持できるか?

先日、08/06/18中腹までは杉林(マキノ山歩き03)を書いている時に「木起こし」という言葉の
いい説明がないかと色々探していたらとても面白いHPを見つけました。
石黒の昔の暮らしというHPです。
このホームページは、山へ入った若い研究の指導の下に、
地元のお年寄り達が昔の生活を一つ一つもれなく思い出しながらまとめられたもののようです。
このHPの四季の農作業-杉の木起こし、というページに木起こしが解説されています。

このページを見ていて思ったのですが、昔は山の手入れは、
多種多様な農作業の合間にその農作業の一つとして行なわれていた。そして、
大きく成長すると娘の嫁入りだとか家の新築だとかの臨時の大きな出費の備えとなっていた。
それでも、冬には出稼ぎなどをして生活を支えてきた。それが山村の生活だった。
しかし、造林公社などは専従の職員を何人も配置し、その給料を、昔で言えば、
娘の嫁入りなどに備えて取っておくものを、どんどん前借していった。
そして、たくさん前借して、ちゃんとした山を育ててかというとそうではない。

元々、山というのはそんなに人を抱えられるだけの物的資本ではないのではないか。
環境と言う立場で捉えるなら、山の維持管理というのは河川の維持管理などと同じように、
税金でまかなわなければ仕方がないものなのではないか。
そのあたりをちゃんと見据えて、今後の林業施策がなされていくべきだと思う。
そして、ちゃんと維持管理された木がいい値で売れるようなことがあれば、売った時に、
ご先祖様のありがとうございました、と感謝してその時代に必要となった事業に振り向ける、
日本の山の資産というのはそんなもので、
それを担保に借金して未来から前借するようなものではないと思う。

この辺で、最近感じた林業についての話は終りにします。

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