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2008年5月17日

四川省関連の地震報道のちょっとおかしいと思うところなどを

地震があると、それに関連して色々なニュースが流れます。そんな中で、
どうもニュースを発する側の知識不足による何だか変な情報があるように思われます。

その一つが
地震予知に関してです。今回の地震でも、動物の異常行動だとか、
地震研究所の研究員が予知していたのに、当局が握りつぶしただとか、のニュースが
まことしやかにテレビや大新聞社のネットの記事などで散見されます。
このようなことは、ニュースとして報道する価値があるかどうか疑わしいといわざる得ません。
少し、地震予知に関してまとまったコラムがあったので、ここでそれを紹介することにします。
地震を予知するとは(第1~12回)
その第7回には、稀有な事例として
中国の地震-世界で初の予知成功例-(1975海城地域の地震)という項もあります。

もう一つ、
この地震で、学校がたくさん壊れたことでの、日本の学校は大丈夫かとのニュースがあります。
日本の学校でも、現在の耐震基準に合わない、耐震改修が必要な建物があるのは事実ですし、
そのような建物を改修しなければならない、ということに全く異論はありません。
しかし、それを今回の中国で倒壊建物を引用して、似たようなことが日本で起こるという言い方は、
あまりにも現実から乖離していると思います。
日本でも耐震要素が少なく、改修が必要な建物があるのは事実ですが、
今回中国で倒壊した建物の映像を見る限り、鉄筋コンクリート構造とは名ばかりで、
レンガ(ブロック)積みの壁とコンクリート床板の接合部分にコンクリート流し込んだだけ、
鉄筋というものがほとんど入っていないのではないかと思われるような建物です。
そのような建物が地震にあい、
床と壁の接合部が「外れて」数階の床が全部落ちてしまったという状態のように見受けられます。
日本の建物が地震で崩壊した事例では、
ピロティと呼ばる1階の柱だけで構成された部分が崩壊してその階がなくなった事例はありますが、
今回のように建物ごとなくなるような崩壊の仕方は、ありえないのではないかと思っています。
今回中国で倒壊した、耐震要素といわれるような構造部材がほとんど0の建物と、
耐震要素が「少なく」基準に満たないレベルというものとは、相当大きな隔たりがあると思います。
それと、学校だけが耐震的に危ないような、報道にも感じられますが
S56年以前に建築された大多数の建物は、現在の耐震基準には合致しない、
それと同じレベルの話として、学校や公共建物も現在の耐震基準には合致しないということ
も知っておいて頂きたいことです。

最後に、もう一つ、
このような倒壊は手抜き工事が横行しているからだ、という報道がなされています。
手抜き工事がなかったとは言いませんが、
倒壊した建物を見ていると手抜き工事というレベルの話ではありえない。
元々、設計のレベルが地震を想定したような構造になっていない、
としか言いようがない建物が倒壊しているように思われます。
中国の現在の耐震基準はちゃんとしているという指摘がありますが、
その耐震基準はいつ出来たのか、それ以前はどうだったのか、冷静に検討してみるべきです。
地震研究の先進国の日本でさえ、S56年に新耐震といわれる現在の法律にほぼ近いものになり、
その後阪神淡路大震災の経験から、H12年に法律が強化され、
又、その後の姉歯事件で、H19年にも法律が改正されている現状を考えると、
中国で倒壊した建物が、建設当時から設計は耐震的に考慮されていたものである、
という前提は大いに疑わしいものであると、私は思います。
耐震的にちゃんとした建物を倒壊した建物のように手抜き工事したとします。それは、
私の感覚で言えば、その手抜きの内容を知り、ある程度まともな構造の知識のある人間なら、
発注者・設計者・工事施工者、その誰もが、
もし地震がおきたらと考えれば、一日として枕を高くして眠ることなど不可能、
悪夢にさいなまれてとてもまともな精神状態で日常を過ごせないレベルの手抜きです。
それは、ちょっとやそっとのワイロとは比べ物にならない精神的負担です。
いくらなんでもそんなことはしない、
耐震ということに関する知識が皆無でないと出来ないことのように思えます。

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ハウスメーカーのAD広告、新聞の全面広告、モデルハウス、チラシ、分厚いパンフレット、
立派な社屋。それらの費用の合計はどれ程でしょう? ある住宅会社の決算をネットで見ると
(原価/売上)が72~75%、建物代金の1/4は、その広告等の経費や利益になる計算です。

とりあえずそこを選択肢から外して、家作りを考えてみませんか。
地域特性に造詣の深い地場の工務店や設計士を見直して頂ければと思います。地場で仕事が
完結すること自体、ヒトやモノの移動エネルギーが少なくてすむ環境負荷の少ない選択であり、
かつ住宅建築は個人ができる大きくて身近な地域振興でもあります。

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