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2008年1月6日

コストを管理する(吉平さん工事覚書08)

建築コストを下げるのは、当り前の事の積み重ねです。
いらない仕事はせず、不要な材料は使わない。
今度の場合は、増築改築工事ですので、
できるだけ既存であるものを活用する、ということになります。
コストの3/4は、基本プランが決まったときに自ずと決まってしまうといわれています。
今回の場合、ちょうど、トイレ・厨房・浴室などが既存部分にありましたので
それを、できるだけさわらない、ということが計画の基本になりました。
旅館という種類の建物で、給排水工事費が総工事費の3.5%しかないという結果は
その「さわらない」という原則からぶれずに、計画を進めた結果です。
プランニングが決まってからの変更ではそんなにコストを下げることはできません。
大枠を頭に描きながら、
図面を引くということがコスト管理においてもとても重要なことだと思います。
とはいっても、既存と増築の部分がチグハグな感じを与えてしまっては
新しく作りなおした意味が薄れてしまいます。
できるだけ既存にあるものを踏襲しながら作ったにもかかわらず
「全部、新しい作ったみたい」
との利用客の方の言葉が、私にとっては一番のほめ言葉のように感じました。
今回の設計から工事のコスト削減対策の具体的なことを列挙してみます。 

◎設計積雪量を、雪下ろしによる低減を利用して100cmに設定。
  このことにより、構造部材のコスト削減が図れる。
◎昨年の建築基準法改正以前に工事に着手できる段取りにする。
  6/20以後のドタバタをみてもこの方針は正解だったと思う。
◎既存の建物、特に水廻り部分については、可能な限りいじらない。
◎住宅用既製品アルミサッシをうまくアレンジして使い、オーダー品をできるだけ少なくする。
◎仮設工事の吟味。仮設トイレを設けず、既存建物の部分を使わしてもらう、
  や仮設電気を引かず、隣の本宅の電源を利用さしてもらうなど。
◎ローコストな資材の情報を常に持っておく
  ここでは、タイルや既製品建具に輸入品のものを使用している。
◎あまり、多業種の職人さんが入る設計をしない。
  ここでは、鉄骨工事が終わった後は、ほとんど大工さんで仕事が運べるように計画
◎簡素なデザインに徹する
  ・ 照明器具は、間接照明やダウンライトの多用はやめ一つの器具であかりがうまく取れる
    照明計画とし、配線工事費がかからないようにする。
  ・ 3間巾の和室の天井は、2間の既製品の杉杢PB底目天井の両側の3尺づつを
    ビニールクロスとするなど、既製品建材をできるだけうまく利用する。
  ・ エアコンを壁掛けとし、そのエアコンがうまく和室になじむデザインを考える。
    天井カセット型エアコンは機器も高いし工事費も高くつく。

思い返してみてまとめてみました。
 
関連項目

吉平さんのHPへ
ほんだ建築の実績一覧-旅館吉平増改築工事へ
(MYブログ08/01/06) コストを管理する(吉平さん工事覚書08)
(MYブログ08/01/04) なにげない手摺の形も(吉平さん工事覚書07)
(MYブログ07/12/31) 大広間和室周りのしつらえ(吉平さん工事覚書06)
(MYブログ07/12/30) 大広間の窓と障子(吉平さん工事覚書05)
(MYブログ07/12/29) 琵琶湖の魚料理の形をイメージ(吉平さん工事覚書04)
(MYブログ07/12/28) 吉平さん工事覚書03(地味な寸法の話)
(MYブログ07/12/27) 吉平さん工事覚書02(屋号)
(MYブログ07/12/24) 吉平さん工事覚書き01(法律編)
(MYブログ07/12/06) 撮影
(MYブログ07/11/29) 民家風の室内塗装
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