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2007年12月29日

琵琶湖の魚料理の形をイメージ(吉平さん工事覚書04)

吉平さんは、お父さんが琵琶湖の漁師、
湖岸に程近いお宅で、そのお仕事のかたわら料理を作り民宿をされたのが、始まり。
今も、旅館の方は主に息子さん、お父さんが漁に出て、家族みんなで料理を作る、そんなお宿です。
琵琶湖の魚で全部メニューを作るほど、琵琶湖の魚の種類はそんなに豊富ではありませんので
季節によって、一品・二品、琵琶湖の魚料理が膳の上に並ぶという感じです。
今頃なら、氷魚の酢の物。
季節によって、ゴリの佃煮や鮒寿司、鯉の洗いや子まぶし、小鮎のてんぷら。
夏にはハスずし、秋には鱒飯など、時々によって色々なバリエーションがあります。
京都の料理屋などでは、小鉢に二切れ・三切れしか付かない鮒寿司が、自家製で中くらいの皿に、
てっさのように(切り身はてっさのように薄くない)きれいに丸くたくさん並べられて出たりもします。
建物は、1階に27帖、2階に25帖の宴会場兼寝室(合宿など多人数の場合の)、
2階に和洋2室づつ、計4室のツインルーム(又は3人)と、別に1階に食堂がある小さな宿です。
地元の方は、宴会や法事などにも利用されています。 

その建物の増改築工事を依頼されました。建物のほぼ1/3が既存です。
遠方のお客様が来られた場合、
そんな、琵琶湖の新鮮なそして素朴なお魚料理を供すろ宿のイメージは
やはり、和風、それも民家風、
黒い太い柱や梁に白い壁、の雰囲気が一番ぴったりするのではないかと思いました。
といっても、料亭というような高級志向ではありませんので、
建物にそんなにお金をかけるわけにはいきません。
外観の仕上材は壁がALC50(クリオンライト)、屋根は日本瓦葺き
白黒2色の吹付けタイルの塗分けで、倉風のイメージが残ればいいな、と考えました。
内観は、節のある桧の4寸角の柱(既製品)を黒く塗って、柱や梁や階段の手摺などに沢山用い
壁は、白い和風のビニールクロスとして、民家風の感じが出るように心がけました。
建具も杉のムク材や
コストのそうかからない輸入品のムク材の建具(カントリーハウス社)を黒く塗ることによって、
統一感が出るようにしました。
照明器具も、ちょうちん風のものodelic/op052182や、
昔の街灯のイメージの残るものodelic/ob080733など、
ノストラジックな味わいのあるものを選びました。
工事も最終段階になった頃、
吉平さんに、「漁師さんのお宿という感じが出る昔の漁具などが残っていませんか?」
と、お尋ねしたところ、「ないなー。」 という返事の次の日に
「そういうと、探したら昔の手漕ぎの船の櫂(かい)が残ってたわ。」とのこと。
玄関の真正面の階段の壁に、ディスプレイしてみました。
 
関連項目

吉平さんのHPへ
ほんだ建築の実績一覧-旅館吉平増改築工事へ
(MYブログ08/01/06) コストを管理する(吉平さん工事覚書08)
(MYブログ08/01/04) なにげない手摺の形も(吉平さん工事覚書07)
(MYブログ07/12/31) 大広間和室周りのしつらえ(吉平さん工事覚書06)
(MYブログ07/12/30) 大広間の窓と障子(吉平さん工事覚書05)
(MYブログ07/12/29) 琵琶湖の魚料理の形をイメージ(吉平さん工事覚書04)
(MYブログ07/12/28) 吉平さん工事覚書03(地味な寸法の話)
(MYブログ07/12/27) 吉平さん工事覚書02(屋号)
(MYブログ07/12/24) 吉平さん工事覚書き01(法律編)
(MYブログ07/12/06) 撮影
(MYブログ07/11/29) 民家風の室内塗装
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