民家風の室内塗装
そろそろ、民宿吉平(きちべい)さんの増改築工事に目鼻がついてきました。
吉平さんは、お父さんが琵琶湖の漁師さん、兼業で民宿をされたのが始まり。
今は、息子さんが主に民宿・お父さんが主に漁師と
緩やかな分業体制で経営されている、家族的な民宿です。
それぞれの季節の新鮮な琵琶湖の魚の一品をいつも楽しまさせて頂いてます。
私は、近くなので、いつも宴会に利用させて頂いてます。
よろしければ、ご利用頂ければ、と思います。
さて、そんな民宿の建物で田舎びた雰囲気を出そうと、
室内は、黒い柱、しっくい風の白い壁の民家風のイメージで行こうと考えました。
知り合いのペンキ屋さんに相談。
私 中(室内)の木を黒く塗りたいんやけど、
いつも使ってるガードラックは、外部用やしあかん。
ガードラックアクアっていう室内に使ってもいい水性の塗料もあるんやけど、
前に2回塗をした現場で木目がほとんど潰れてしもて、味がないんや。
変に光沢のある普通のステインもいややし。何かえぇのない。
ペンキ屋 それやったら、「わびすけ」っていうのがありまっせ。
室内用やし、光沢もない。見本帳とカタログを事務所の方へ放り込んどきますわ。
ということで、わびすけという塗料を使いました。
速乾性で施工性もいいみたい。変なつやもなく、においもほとんどありません。
民家風に仕上げる塗料としては、いい物だったなー、と自己満足しています。
設計事務所専業でやっている時は、材料の選定は、カタログやメーカーの説明だけで、
他社との比較などが中々困難な部分もあったのですが、
工事も行うようになると職人さんとの付きあいも増え、
現場の感覚や失敗談なども聞きながら、材料を選定できて、いいなと思えました。
関連項目
◎吉平さんのHPへ
◎ほんだ建築の実績一覧-旅館吉平増改築工事へ
(MYブログ08/01/06) コストを管理する(吉平さん工事覚書08)
(MYブログ08/01/04) なにげない手摺の形も(吉平さん工事覚書07)
(MYブログ07/12/31) 大広間和室周りのしつらえ(吉平さん工事覚書06)
(MYブログ07/12/30) 大広間の窓と障子(吉平さん工事覚書05)
(MYブログ07/12/29) 琵琶湖の魚料理の形をイメージ(吉平さん工事覚書04)
(MYブログ07/12/28) 吉平さん工事覚書03(地味な寸法の話)
(MYブログ07/12/27) 吉平さん工事覚書02(屋号)
(MYブログ07/12/24) 吉平さん工事覚書き01(法律編)
(MYブログ07/12/06) 撮影
(MYブログ07/11/29) 民家風の室内塗装
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